当社の焼付塗装の特徴
●塗装前に、ざらざらとした鋳肌や板金の継ぎ目もパテ処理にて滑らかにし、製品の価値をアップいたします。
●お預かりした塗装前の鉄製品や、塗装後のマスキングによる未塗装部の防錆処理もしっかり対応いたします。
焼付塗装とは
塗料を物体の表面に塗布した後、一定の温度で加熱することにより塗膜を硬化させる塗装方法です。一般的な塗装よりも耐久性や耐候性、耐薬品性などが向上するため、多岐にわたる産業で利用されています。
(1)耐久性がある
焼き付け塗装は高い耐久性を持つため、腐食、摩耗、化学薬品への耐性が求められる場所での利用が一般的です。
(2)見た目が良い
きれいで均一な仕上がりになるため、多様な色彩表現が可能です。
(3)環境への負荷
使用する塗料や溶剤によっては、揮発性有機化合物(VOC)の排出など環境への影響を考慮する必要があります。
(4)用途
●自動車産業:車体や部品の塗装に多く用いられます。
●建築・家具:建物の外装や金属製家具などに使用されます。
●工業機器:機械や機器の部品など、耐久性が必要なモノに使用されることが多いです。
焼付塗装は、塗料を塗布し塗装皮膜(熱硬化性樹脂)を100℃~180℃の温度で一定時間以上加熱し、焼き付けることによって皮膜が硬化します。
金属などの強度を高めたいときに熱をかけて焼き付けを行う塗装になり、技術と経験が必要な塗装です。
焼付塗装方法の比較
塗装方法 | 特徴 | メリット | デメリット | 主な用途 |
---|---|---|---|---|
メラミン焼付塗装 | 120℃以上の高温で乾燥させる塗装です。表面の硬度が非常に高くなる特徴があるため、丈夫さと安全性を得ることができます。 安価で効果が良いため、幅広く使用されているものです。 | 安価で保色性も良いのがメリットです。耐薬品性・耐摩耗性が高い塗装です。 | 紫外線に弱いという点があるため屋外の使用にはあまり適しません。 | 屋内用の産業機械、家具、自動車部品など |
アクリル焼付塗装 | 140℃以上で加熱乾燥を行う塗装で、高防食(さび)性を有し、メラミン塗料よりも耐候性があり、硬度も高いという特徴を持っています。 | メラミン焼付塗装より高い硬度を誇り、耐候性も高いので屋外の使用にも適します。 | メラミン塗料より価格が高くなります。 | 屋内外問わず、産業機械、家具、建築資材など |
ウレタン焼付塗料 | 140℃以上での加熱乾燥を行います。アクリル焼付塗装よりも対候性があり、一般のウレタン塗料を超える、超対候性の塗膜を形成できます。 | 超対候性を誇るため日光にさらされる部分などの建築資材などの塗装に適します。 | 硬度はメラミン、アクリル塗装より劣ります。価格もメラミン塗料よりも割高になります。 | 屋外用の建築資材など |
焼付塗装の素材
焼付塗装ができる素材 | 焼付塗装ができない素材 |
鉄、アルミ、ステンレス、真鍮 | 鉛、プラスチックなど |
